第百二回「責任販売制」
SURVIVE=生き残り
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第百二回「責任販売制」
http://www.shinbunka.co.jp/news2009/12/h091217-01.htm
書店と出版社のために始まったともいえるこの制度、大手ではまずまずの動きを見せたようだ。
講談社、小学館共に今後責任販売の分野を広げるとの見解だ。パターン配本でどこに行っても金太郎飴状態の本屋に腹を立てている消費者は多いはずだ。
責任販売制をもっと多用し、その書店にしかない本を作ればもっと面白くなる。
しかし、本は年間二十万タイトルは刊行される。つまり、一日561タイトルだ。日々の業務をこなしながら毎日入荷するタイトルを選別するのは自ずと無理がある。
出版社、書店どちらにもインフラが必要になる。
書店側の現状だが、利益率(27.5%)が悪さから働いている従業員の殆どはバイトだ。しかも自給も安い。本が好きだから、というメリットしか本屋にはない。長続きするはずがない。
利益率は悪く、売り上げは右肩下がり、書店は経費削減しなければならなくなる。
手っ取り早く人件費を下げる。本来三人の勤務が二人になる。仕事ははかどらなくなり、売り場作りの時間などなくなり更に売り上げは落ちる。
このような状況下で責任販売制を更に進めていくにはどうすればよいのか?
一つ考えたのは「明確なジャンルの決定とそれの細分化のルール作り」
これがあることによって、消費者には分かりやすくなるし、書店側も売り場作りが楽になる、出版社側も取次も在庫の確認がやりやすくなる。
まずはここから始めてみるってのはどうだろう?
まとめ:頑張れ責任販売制度!