第百十八回「国立国会図書館長 長尾 真VS出版流通対策協議会長 高須 次郎」
SURVIVE=生き残り
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第百十八回「国立国会図書館 長尾 真VS出版流通対策協議会長 高須 次郎」
滅茶苦茶ヒートアップしている。
争論は『電子化をどう進めるか』
まずは国立国会図書館長 長尾 真さんの意見
①電子書籍化ついて
・何百万冊も本はある。今は表題しか調べられない。電子化すれば全文検索可能
・文字の拡大や音声合成ソフトなどで特に障害者の方がそうだが、読みやすくなる
・書庫が満杯になるため、全国の公共図書館は毎年かなりの数の本を捨てている。
②グーグル検索対象外になったことについて
・世界の流れから外れること、そこで検索されなければ日本の作品は無視されてしまう。
③電子図書館の設立について
・2010年3月までに議論を深め、モデルを作り実験しても実現には3〜4年かかるだろう。賛成派
・書店では見つけにくい中小出版社の本も電子図書館であれば見つけやすい。
④出版業界の将来について
・電子図書館設立によって見つけやすくなった分ビジネスチャンスは増える。良い本をうまく出版すればいい。
・問題は出版社、著作権者が打撃を受けないようなビジネスモデルを作ること。
これらを総括して国立国会図書館長 長尾 真さんは
『電子書籍化は国が主導で進めるべき』と結論している。
私の感想
①について
・全く同感、反対するのは儲からなくなるだけの言い訳にすぎない。
②について
・これも同感、日本の漫画熱は上がっているが、日本の小説熱は一向に上がらない。電子書籍化すれば、翻訳も進みビジネスチャンスは増えるだろう。
③について
・これも同感、図書館に行けば書店で見つからない面白い本がごろごろしている。ただし、見つけやすいかどうかは今後の展開しだい。
しかし、有料化ってなんでやねん!こっちゃ税金はらっとるのである。それよりもむしろデータを貸し出した後、どう返却させるかの問題だろう。
④について
・全くお話にならない。そのビジネスモデルが見えてこないから、出版社は反対しているのである。
まとめ:出版流通対策協議会長 高須 次郎さんの意見はまた明日。