第百十一回「2009 今年、私の3冊」

SURVIVE=生き残り

このブログは、一人の人間が”独力”で作家として生き残っていくための奮闘を綴った記録だ。

ルール:①自分で考え、自分で行動する。

    ②他人任せにしない。

    ③毎日更新する。

第百十一回「2009 今年、私の3冊」

http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091227/bks0912270800001-n1.htm

に対抗して今年の私の3冊をやってみる。

1.煉獄の使徒 上、下

まあ、長かった!しかし、久しぶりに馳星周で面白かった。オウム事件の顛末を書いた作品だが、リアリティもあったし、何より馳節が聞いていた。
上下作品なので、体力があるときに

2.フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

WEBコンテンツに興味のある方には一度は読んでいただきたい本。一度このブログで紹介したが、大変ためになったのでランキングイン!

3.センゴク合戦読本

資料として買ったのだが、大変分かりやすく、なおかつ安い!時代小説好きの方なら是非、といった内容になっている。主に合戦での戦闘や、陣形の有用性、運用方法について分かりやすく書かれている。
入門編に是非!

いかがだったろう。

いかに私が今年の本を読んでいないか、ということが如実に現れたランキングになったと思う。

なので、次は今年発売ではないが、今年読んだ中で腰を抜かす面白さの本を紹介したいと思う。

1.フロスト気質 上.下 及びフロストシリーズ
R・Dウィングフィールド

まあ、やられた。ノックアウトとはこのことですよ。
2008のこのミスに選ばれた作品で、少し敬遠したのだが表紙の冴えてない感じに一抹の期待を持って読んでみるとこれがまあすばらしい!
間違いなく今までにない警察小説である。少し値段が高いのがたまにキズだが、アマゾンの中古なら安い!
是非どころではない読んで絶対損しないので、読むべし!

2.運命の日 上.下 デニス・ルヘイン

映画化もされたミスティックリバーの作者の最新作。第一次世界大戦末期のアメリカの話なのだが相変わらずお見事!とうなる作品に仕上がっている。
徹底的に描写にこだわる作風は変わっておらず今回ついに上下巻になっていた時点で期待を持ったが裏切らない。
複数の視点から語られる物語にいつの間にか引き込まれ、時間を忘れること必至の作品である。
これも読むべし!

3.告白 湊かなえ

よくぞこんな本が書けたな、と思う。作家の端くれながら、間違いなく新しい境地の作品と、読んでいて肩が震えた。
本屋大賞にもなったくらいだから、と敬遠している貴方、全く新しい才能の出現ですよ!
さわりだけでも紹介したいが、駄目だ。読んでこの衝撃を味わっていただきたい。

まとめ:大賞作品ばっかりやな・・・ただそれくらいレベルが高かったのよ